白ナンバートラックとは?できること・違法なこと・緑ナンバートラックとの違い
目次
最終更新日:2026年9月29日
公道に目をやると、白色のナンバープレートを付けたトラックが走っていたり、緑色のナンバープレートを付けたトラックが走っていたりします。
白ナンバートラックと緑ナンバートラックの違いはなんなのでしょうか?
それぞれの違いや、できること・違法なことなどについて解説していきます。
自動配車ベンダーが作成したエクセル配車表を無料でダウンロードいただけます。
事前にちょこっ
と情報を登録しておけば、かんたんなマウス操作だけで配車スケジュールを作成できたり、配送先までの
おおよその移動距離・時間が自動で計算されたりという、とても便利なエクセル配車表です。
白ナンバートラックとは?緑ナンバートラックとの違い

端的に言いますと、白ナンバートラックとは「自家用」のトラックのことです。一方、緑ナンバートラックは「事業用」のトラックのことです。
つまり、白ナンバートラックと緑ナンバートラックの違いは「自家用」か「事業用」か、ということになります。
そして、この場合の「自家用」は、利益を得ることなく自社の荷物を運ぶことにトラックを使用することを指し、「事業用」は利益を得た上で他社の荷物を運ぶことにトラックを使用することを指します。
白ナンバートラックでできること・違法なこと
白ナンバートラックとはなんなのか?緑ナンバートラックとなにが違うのか?という点について、大まかにご紹介しましたが、イメージがしづらい部分もあったかと思います。
次は、より具体的に、白ナンバートラックで何ができるのか・何が違法なのか、という点に焦点を当てていきたいと思います。
白ナンバートラックでできること
自社の荷物を運ぶ際に使用できるのが白ナンバートラックです。
そのため、例えば、食品メーカーの場合であれば自社のトラックで自社の商品を各店舗に配送する際、農業を営んでいる方の場合であれば収穫した農産物を自社のトラックで販売店に配送する際などに使用することができます。
白ナンバートラックでの違法行為
大前提として白ナンバートラックは運賃をもらってのトラック輸送ができません。
そのため、例えば、運賃をもらって荷物を運んだり人を送迎したりする営業行為などは違法行為となります。
「白タク」というのを聞いたことのある方も多いかと思いますが、もちろん白ナンバーでタクシー営業を行うことは違法行為です。同様に白ナンバーで営業行為を行っているトラックを「白トラ」と呼ぶことがありますが、これも違法行為です。
トラック輸送に対して運賃が発生して事業上の利益となるような場合は、緑ナンバーの取得が不可欠となります。なお、法人であっても個人事業主であっても、同様です。個人事業主だからといって、例外的な扱いを受けることはありません。トラックを営業目的で使用する際は、緑ナンバーの取得(※)が必要となります。注意が必要です。
(※)4トントラックなどの貨物自動車で有償運送を行う場合は緑ナンバー、軽トラック・軽バンなどの軽自動車で有償運送を行う場合は黒ナンバーの取得が必要です。
引越し業務でトラックが足りない場合には一部例外も
「自社の荷物を運ぶ際に使用できるのが白ナンバートラックです。」と先にご紹介しましたが、一部例外がありますのでご紹介いたします。引っ越し業務で繫忙期、自社のトラックがどうしても足りない場合です。
通常、引っ越し業務を行う事業者は緑ナンバーを取得していること、緑ナンバートラックで業務を行うことが必須ですが、この場合には、白ナンバーのレンタカーをレンタルして引っ越し業務を行うことが認められます。
ただし、レンタカーを使用して良いのは3月15日から4月15日の期間だけで、かつレンタカーを使用する場合は事前に国土交通省に申請することが必要です。
白ナンバートラックでの営業行為に対する罰則

白ナンバートラックで運賃をもらってトラック輸送を行うことは違反行為であり、罰則が科されます。では、どのような罰則が科されるのでしょうか?営業行為を行った側と依頼した荷主側の両側面から見ていきます。
営業行為を行った側
白ナンバートラックでの営業行為は、貨物自動車運送事業法第3条または第35条1項の違反にあたります。
違反をしたドライバーおよび事業者には、一般貨物自動車運送事業の場合、3年以下の拘禁刑若しくは300万円以下の罰金が科され、場合によっては、拘禁刑と罰金の両方が科されることもあります。かなり重い罰則です。さらに、許可申請者(法人の場合は役員)が1年以上の拘禁刑に処せられた場合には、原則として、刑の執行を終えた日または執行を受けることがなくなった日から5年を経過するまで、緑ナンバーで営業するための許可を受けられません。
荷主側
改正貨物自動車運送事業法により、2026年4月1日から荷主側にも罰則が科されることになりました。違法な白トラ事業者に運送を委託する行為が新たに規制対象となり、違反した荷主には100万円以下の罰金が科されます。
改正前においても、荷主側が白トラ運送に関与した場合、刑法上の幇助などが成立する可能性はありました。しかしながら、立証が難しく、荷主による白トラ利用を直接的に規制する仕組みにはなっていませんでした。
今回の改正法によって、違法な白トラへの運送委託そのものが処罰対象となりました。荷主側においては、委託先が適法に運送事業を行っているかどうかを確認することが、これまで以上に重要になったといえます。
白ナンバートラックと緑ナンバートラックでの税金額や保険料の違い
白ナンバートラックと緑ナンバートラックでは、トラックの所有に際してかかってくる税金額や保険料にも違いが生じてきます。その違いについて解説していきます。
白ナンバートラックと緑ナンバートラックでの税金額の違い
白ナンバートラックと緑ナンバートラックでは、課せられる税金額が異なります。そして税金額は、年に一度収める「自動車税」も、車両購入時などに収める「自動車重量税」も、緑ナンバートラックよりも白ナンバートラックのほうが高く設定されています。
具体的に「自動車税」と「自動車重量税」の税額を見比べていきますと、まず「自動車税」は、車両最大積載量が1t〜2t以下の場合、緑ナンバートラックだと9,000円なのに対して白ナンバートラックは11,500円。7t〜8t以下の場合、緑ナンバートラックだと29,500円なのに対して白ナンバートラックは40,500円です。
次に「自動車重量税(エコカー外、1年事業用・1年自家用の場合)」は、車両総重量が1t〜2t以下の場合、緑ナンバートラックだと5,200円なのに対して白ナンバートラックは8,200円。7t〜8t以下の場合、緑ナンバートラックだと20,800円なのに対して白ナンバートラックは32,800円です。
このように税金面で比べた際には、緑ナンバートラックよりも白ナンバートラックのほうが高いことが分かります。
白ナンバートラックと緑ナンバートラックでの保険料の違い
白ナンバートラックと緑ナンバートラックでは、緑ナンバートラックのほうが保険料が高くなる傾向にあります。
相場としては任意保険に加入しようとすると白ナンバートラックよりも緑ナンバートラックのほうが1.5倍〜2倍ほど高いのが一般的です。さらには、保険料を抑えやすいネット保険をはじめ、対応している保険会社はそれほど多くないため、白ナンバーと比べると選択肢は狭まります。
ただ、この部分だけ切り取れば緑ナンバーのマイナス面かもしれませんが、緑ナンバーはいわば信用力の証のようなものです。国が要求する厳しい要件をクリアした事業者しか与えられないものとなります。公共事業を受託できるようになったり、大手の仕事を受注できるようになったりと多くのプラス面があるのも緑ナンバーです。
自動配車ベンダーが作成したエクセル配車表を無料でダウンロードいただけます。
事前にちょこっ
と情報を登録しておけば、かんたんなマウス操作だけで配車スケジュールを作成できたり、配送先までの
おおよその移動距離・時間が自動で計算されたりという、とても便利なエクセル配車表です。
白ナンバートラックを所有する事業者へのアルコールチェック義務化と背景

2022年4月1日より、一定台数以上の白ナンバートラックを所有する事業者には、アルコールチェックが義務付けられています。具体的には、以下の項目が義務付けられています(アルコール検知器を使用しての酒気帯び確認、アルコール検知器の有効保持は2023年12月1日から義務化)。
・酒気帯びがないか目視等での確認
・アルコール検知器を使用しての酒気帯び確認
・アルコール検知器の有効保持(正常に作動する状態を維持しておく)
・アルコールチェックの記録の1年間保存
アルコール検知器による酒気帯び確認や検査記録の保存などに関して、以前は緑ナンバートラックの事業者にのみ義務付けられており、白ナンバートラックの事業者には義務付けられていませんでした。
背景にあるのは、2021年6月に千葉県八街市で起こった白ナンバートラックによる飲酒運転事故です。これを受けて、国家公安委員会は飲酒運転への規制を強化するため道路交通法施行規則の改正を行いました。
飲酒運転は、それ自体が「酒気帯び運転」または「酒酔い運転」に該当する道路交通法違反であるとともに、重大事故につながる危険性を大幅に高める行為です。従業員であるドライバーが飲酒運転をした場合、会社や管理者がその行為を容認していたと認められれば、使用者なども責任を問われるおそれがあります。企業としても、法定のアルコールチェックの遵守をはじめ、飲酒運転を未然に防ぐための適切な管理体制を構築することが重要です。
【アルコールチェック義務化について詳しく知りたい方はこちら】
【アルコールチェック義務化】対象者や方法は?いつから始まる?
まとめ:トラックの用途によって必要となるナンバープレートが変わる
白ナンバートラックとは「自家用」のトラックのこと。一方、緑ナンバートラックは、「事業用」のトラックのこと。
つまり、その違いは「自家用」か「事業用」か、です。
基本的には、トラックの用途によって必要となるナンバープレートが変わってくるということになります。
【25年の実績】お客様の配車業務のデジタル化を支援いたします
弊社(株式会社ライナロジクス)は自動配車システムの提供を通じて、2000年の創業以来25年間にわたり、お客様の配車業務のデジタル化を支援してまいりました。自動配車システムの導入・運用に関するご相談・ご質問等がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
主力製品:AI自動配車システム「LYNA 自動配車クラウド」
製品ページURL:https://lynalogics.com/service/dispatch/

