初心者向けかんたん物流コラム
公開日:2024年3月12日
更新日:2025年12月25日
TMS(輸配送管理システム)とは、輸配送にかかわる業務の情報を管理するシステムのことです。物流企業をはじめ、すでに多くの企業で活用されているシステムであり、物流効率化・標準化の観点からも重要な役割を果たします。
当記事では、TMSがどのような課題に対応するのか、TMSによってどのような効果がもたらされるのか、という点について詳しく解説していきます。
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目次
TMS(輸配送管理システム)とは、輸配送にかかわる業務の情報を管理するシステムのことです。
具体的には、配車管理、運行管理、実績管理などの領域をカバーします。ただ、これらの領域をTMSのすべての製品が網羅的にカバーしているわけではありません。多くの機能を兼ね備え幅広い管理業務に対応する製品もあれば、一つの領域に特化した製品もあります。そのため、得られる効果も製品によって様々です。
また、一文字違いのシステムにWMS(倉庫管理システム)がありますが、WMSは物流倉庫内のモノや物流倉庫内で行う作業にかかわる情報を一元管理できるシステムです。TMSとWMSでは業務の対応領域が大きく異なります。
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TMSは、「Transport Management System」の頭文字からとられた略称です。
「Transport Management System」といった英語からきています。そしてこれを直訳すると「輸配送管理システム」となります。
また、WMSもTMSと同様です。「Warehouse Management System」の頭文字からとられた略称です。
製品によっても異なりますが、TMS(輸配送管理システム)は、配車管理、動態管理、実績管理などに役立てることができるシステムです。3つの機能について解説していきます。
配車管理機能は、自社が請け負った配送の仕事を車両に割り当てていく配車業務を支援する機能です。積載率や稼働時間を数値で確認しながらドラッグ&ドロップのかんたん操作で配車組みが行えるものや、なかには、自動配車の機能が備わったシステムもあります。
また、配送予定のガントチャート表示や配送ルートのマップ表示など、配車管理に対応する多くのTMSには、作成した配車計画にかかわる情報が分かりやすく表示される機能も付いています。
配車が完了しているか・していないか、金額が確定しているか・していないか。配車のステータスをリアルタイムで共有できる機能が付いたシステムもあります。
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動態管理機能は、車両の位置情報や運行状況をリアルタイムで把握できるようにする機能です。専用の車載器やスマートフォンなどに搭載されているGPSを活用して車両の位置情報をキャッチします。
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実績管理機能は、配車計画に基づいた運賃の算出や運転日報の作成などを支援してくれる機能です。なかには、運賃の自動算出や運転日報の自動作成など、事務作業を大幅に省力化させる機能がついたシステムもあります。
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TMS(輸配送管理システム)の導入メリットは様々。配車業務の標準化・効率化、輸配送業務の生産性向上、輸配送品質の向上などが期待できます。
1つ目のメリットは配車業務の標準化です。配車管理に対応するTMSの導入により、可能となります。自動で配車がされたり、かんたんな操作で配車が行えたりすることで、一定の水準の配車が誰でも組めるようになります。
また、TMSに配車係のノウハウを反映させれば、過去に積み重ねてきた独自の知見をメンバー間に共有させることも可能です。配車のノウハウを配車係の頭の中だけのものにせず、会社の貴重な資産として残していくことができるようになります。
TMSは、ベテランの担当者に依存しがちな属人的な配車業務から、知見や経験に左右されない標準的な配車業務へと、抜本的に変えるソリューションとなり得ます。
2つ目のメリットは配車業務の効率化です。配車管理に対応するTMSの導入により、可能となります。
特に自動配車機能のあるシステムであれば、自動で最適な配車計画がスピーディーに立案されるため、大幅な業務効率向上が期待できます。業務効率化と共に、マルチタスクで過重労働となりやすい配車係の負担を軽減させる効果も期待できます。
3つ目のメリットは輸配送業務の生産性向上です。配車管理に対応するTMSの導入により、可能となります。
燃料費や積載率、走行距離、時間など客観的なデータに基づき配車計画が作成できるようになるためです。結果、ムリ・ムダの少ない輸配送業務が行えるようになります。
TMSの活用は、物流コストやCO2排出量の削減、さらにはドライバー不足対策にも有効です。ドライバーという貴重な人的リソースを最大限にいかし守ることにもつながります。
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4つ目のメリットは輸配送品質の向上です。動態管理に対応するTMSの導入により、可能となります。
動態管理機能を活用すれば、輸配送業務が可視化され、誰がどの荷物を何時までに運んでいるのか、ドライバーが今どこにいるのか、などといった様々な情報が明確になるためです。そのため、遅配や誤配、人的ミスなどを未然に防ぐ効果が期待できます。
さらには、荷主からの到着時間の問い合わせなどにも素早く正確に回答できるようになります。荷主に安心感を与えることにもつながります。
TMS(輸配送管理システム)は各メーカーから様々な製品がリリースされています。どの点に着目して比較検討をすれば良いのでしょうか。TMSを選ぶ際のポイントとして3つご紹介いたします。
自社の“最大の課題”を解決できるソリューションかどうか。この点がTMSを選ぶ際にはまず重要となります。大なり小なりある課題の中でも特に解決したい課題を洗い出して、その課題の解決に相応しいTMSを選ぶということです。
理由は、複数の課題解決を同時並行で進めようとすると、どれも中途半端になってしまう可能性があるからです。配車業務の属人化が自社の最大の課題であれば、配車業務の属人化の解決に相応しいTMSなのか、をよく見極めて選ぶことが重要となります。
クラウドとオンプレミス、どちらの提供形態を選ぶのかというのもポイントとなります。それぞれの特徴は以下です。
クラウドは、初期費用が少額であったり、システム構築や保守管理の手間が省けたりするのが特徴。オンプレミスは、カスタマイズやシステム連携が柔軟にできたり、セキュリティレベルを自社基準に合わせたりできたりするのが特徴。
そのため、システム構築や保守管理の手間を省きたい、初期費用を抑えたいという企業様にはクラウドがおすすめ。自社独自の仕様にカスタマイズしたい、自社基準の高度なセキュリティ体制のもと運用したい、IT人材のリソースが確保できるという企業様にはオンプレミスがおすすめです。
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TMSのスムーズな運用に欠かせないのがサポートです。困った時やトラブルがあった時、思った結果が出ない時など、サポートが必要となる場面は多々あります。そのため、ベンダーのサポート体制をチェックしておいたほうが良いでしょう。
相談回数の制限はあるか、夜間のサポートには対応するか、複数のコミュニケーション方法(電話/メール/チャット/ZOOM)に対応しているか、など気になる点をチェックしておくことをおすすめします。
TMS(輸配送管理システム)とは、輸配送にかかわる業務の情報を管理するシステムのことです。
カバーする管理領域は製品によって異なりますが、配車管理と動態管理と実績管理の主に3つ。
期待できる効果は次の通り。配車管理に対応するTMSは配車業務の標準化・効率化や輸配送業務の生産性向上が、動態管理に対応するTMSは輸配送品質の向上が、実績管理に対応するTMSは事務作業の効率化が、それぞれ期待できます。
また、TMSを比較検討し選ぶ際には、自社の“最大の課題”を解決できるソリューションかどうかという点に着目することが重要です。他、提供形態やサポートなどもチェックポイントになります。
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