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白ナンバートラックとは?できること・違法なこと・緑ナンバートラックとの違い


公道に目をやると、白色のナンバープレートを付けたトラックが走っていたり、緑色のナンバープレートを付けたトラックが走っていたりします。
白ナンバートラックと緑ナンバートラックの違いはなんなのでしょうか?
それぞれの違いや、できること・違法なことなどについて解説していきます。


白ナンバートラックとは?緑ナンバートラックとの違い


端的に言いますと、白ナンバートラックとは「自家用」のトラックのことです。一方、緑ナンバートラックは「事業用」のトラックのことです。
つまり、白ナンバートラックと緑ナンバートラックの違いは「自家用」か「事業用」か、ということになります。
そして、この場合の「自家用」は、利益を得ることなく自社の荷物を運ぶことにトラックを使用することを指し、「事業用」は利益を得た上で他社の荷物を運ぶことにトラックを使用することを指します。

白ナンバートラックでできること・違法なこと

白ナンバートラックとはなんなのか?緑ナンバートラックとなにが違うのか?という点について、大まかにご紹介しましたが、イメージがしづらい部分もあったかと思います。
次は、より具体的に、白ナンバートラックで何ができるのか・何が違法なのか、という点に焦点を当てていきたいと思います。

白ナンバートラックでできること

自社の荷物を運ぶ際に使用できるのが白ナンバートラックです。

そのため、例えば、食品メーカーの場合であれば自社のトラックで自社の商品を各店舗に配送する際、農業を営んでいる方の場合であれば収穫した農産物を自社のトラックで販売店に配送する際などに使用することができます。

白ナンバートラックでの違法行為

大前提として白ナンバートラックは運賃をもらってのトラック輸送ができません。

そのため、例えば、運賃をもらって荷物を運んだり人を送迎したりする営業行為などは違法行為となります。

「白タク」というのを聞いたことのある方も多いかと思いますが、もちろん白ナンバーでタクシー営業を行うことは違法行為です。同様に白ナンバーで営業行為を行っているトラックを「白トラ」と呼ぶことがありますが、これも違法行為です。

トラック輸送に対して運賃が発生して事業上の利益となるような場合は、緑ナンバーの取得が不可欠となります。注意が必要です。

引越し業務でトラックが足りない場合には一部例外も

「自社の荷物を運ぶ際に使用できるのが白ナンバートラックです。」と先にご紹介しましたが、一部例外がありますのでご紹介いたします。引っ越し業務で繫忙期、自社のトラックがどうしても足りない場合です。

通常、引っ越し業務を行う事業者は緑ナンバーを取得していること、緑ナンバートラックで業務を行うことが必須ですが、この場合には、白ナンバーのレンタカーをレンタルして引っ越し業務を行うことが認められます。

ただし、レンタカーを使用して良いのは3月15日から4月15日の期間だけで、かつレンタカーを使用する場合は事前に国土交通省に申請することが必要です。

白ナンバートラックでの営業行為に対する罰則

白ナンバートラックで運賃をもらってトラック輸送を行うことは違反行為であり、罰則が科されます。では、どのような罰則が科されるのでしょうか?営業行為を行った側と依頼した荷主側の両側面から見ていきます。

営業行為を行った側

白ナンバートラックでの営業行為は、貨物自動車運送事業法第3条1項・第35条1項の違反にあたります。

違反には、3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金が科され、場合によっては、懲役と罰金の両方が科されることもあります。かなり重い罰則です。さらに、懲役刑になった場合には、緑ナンバーの新規許可申請がすぐにはできなくなります。新たに緑ナンバーを取得しようとした際には、懲役後5年の経過が必要となります。

荷主側

白ナンバートラックの事業者に営業行為を依頼しても、荷主に罰則が科されることは「ない」というのが現状です。

しかしながら、このような行為は、社会全体で持続可能な社会を実現させようとしている昨今にあって、その責任に反する行為であることは明らかです。

企業に対する社会の目はより厳しくなってきています。もし、白ナンバートラックの事業者に営業行為を依頼したことが発覚すれば企業のイメージダウンにつながることは必至ですし、ステークホルダーへの影響も少なくないはずです。

白ナンバートラックと緑ナンバートラックでの税金額や保険料の違い

白ナンバートラックと緑ナンバートラックでは、トラックの所有に際してかかってくる税金額や保険料にも違いが生じてきます。その違いについて解説していきます。

白ナンバートラックと緑ナンバートラックでの税金額の違い

白ナンバートラックと緑ナンバートラックでは、課せられる税金額が異なります。そして税金額は、年に一度収める「自動車税」も、車両購入時などに収める「自動車重量税」も、緑ナンバートラックよりも白ナンバートラックのほうが高く設定されています。

具体的に「自動車税」と「自動車重量税」の税額を見比べていきますと、まず「自動車税」は、車両最大積載量が1t〜2t以下の場合、緑ナンバートラックだと9,000円なのに対して白ナンバートラックは11,500円。7t〜8t以下の場合、緑ナンバートラックだと29,500円なのに対して白ナンバートラックは40,500円です。

次に「自動車重量税(エコカー外、1年事業用・1年自家用の場合)」は、車両総重量が1t〜2t以下の場合、緑ナンバートラックだと5,200円なのに対して白ナンバートラックは8,200円。7t〜8t以下の場合、緑ナンバートラックだと20,800円なのに対して白ナンバートラックは32,800円です。

このように税金面で比べた際には、緑ナンバートラックよりも白ナンバートラックのほうが高いことが分かります。

白ナンバートラックと緑ナンバートラックでの保険料の違い

白ナンバートラックと緑ナンバートラックでは、緑ナンバートラックのほうが保険料が高くなる傾向にあります。

相場としては任意保険に加入しようとすると白ナンバートラックよりも緑ナンバートラックのほうが1.5倍〜2倍ほど高いのが一般的です。さらには、保険料を抑えやすいネット保険をはじめ、対応している保険会社はそれほど多くないため、白ナンバーと比べると選択肢は狭まります。

ただ、この部分だけ切り取れば緑ナンバーのマイナス面かもしれませんが、緑ナンバーはいわば信用力の証のようなものです。国が要求する厳しい要件をクリアした事業者しか与えられないものとなります。公共事業を受託できるようになったり、大手の仕事を受注できるようになったりと多くのプラス面があるのも緑ナンバーです。

白ナンバートラックにもドライバーへの飲酒検査が義務付けられた


白ナンバートラックの運用にあたって、一つ重要な道路交通法の改正がありましたのでご紹介いたします。それは、飲酒検査が義務付けられたというものです。

背景にあるのは、2021年6月に千葉県八街市で起こった白ナンバートラックによる飲酒運転事故です。これを受けて、国家公安委員会と警視庁は飲酒運転への規制を強化するため道路交通法の改正を行いました。

2022年4月から一定台数を持つ白ナンバートラックの事業者に対して飲酒検査が義務付けられるようになったのです。

具体的には、2022年4月からは運転前後にドライバーの酒気帯びの有無を目視で確認することや検査記録を1年間保存することなどが、さらに2022年10月からはアルコール検知器による酒気帯びの有無の確認が義務付けられるようになりました。(※)

これまでアルコール検知器による酒気帯びの有無の確認や検査記録の保存などは、緑ナンバートラックの事業者には義務付けられていましたが、白ナンバートラックの事業者には義務付けられていませんでした。今後は、白ナンバートラックの事業者にも義務付けられることになります。

※2022年9月、アルコール検知器による酒気帯びの有無確認の義務化は、アルコール検知器が品薄で入手しにくい状況などの理由から延期されました。
詳細は警察庁の公式サイトをご確認ください。

警察庁公式サイト:安全運転管理者の業務の拡充等
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/insyu/index-2.html

まとめ:トラックの用途によって必要となるナンバープレートが変わる

白ナンバートラックとは「自家用」のトラックのこと。一方、緑ナンバートラックは、「事業用」のトラックのこと。
つまり、その違いは「自家用」か「事業用」か、です。
基本的には、トラックの用途によって必要となるナンバープレートが変わってくるということになります。



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