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2017.06.28

その「人工知能」は本物でしょうか?


From:朴成浩


少々、ご無沙汰してしまいました。昨今の「AIブーム」についていろいろと考えるところがありまして。


最近、つくづく思うのですが、ブームに乗っかって、何でもかんでも


「AIでできます」とか「AIだから大丈夫」


みたいな、私たちから見ても「ホンマかいな??」というような話がよく目に付きます。


本コラムがそういう誤解を解くのに役立っていれば良いのですが、いろいろ書けば書くほどそういう安易な「ブーム」に荷担することになっていないか?と少々、自省しておりました。


やはり、こういう状況になるとこういうことも言った方が良いのでしょう。


「そのAI、本当に大丈夫ですか?」



煽られすぎているAIの実力


「人工知能」の到来によって、たくさんの困難が解決されていることは疑いようもない事実です。

今まで勘と経験でやっていたことがコンピューターでできるようになる。

あるいは、コンピューターの助けを借りて初心者でも誰でもできるようになる。

こういうように期待されるのは嬉しいことです。私たちはこうした世間のご期待に応えられるよう、全力で努力します。


ただ、ここでも何度も書いているように、現在の「人工知能」と総称される多種多様の技術群は、全部かき集めたとしても完全な人間のコピーにはなり得ません。

AIでできること / できないこと

AIでできそうなこと / できそうにないこと

は当然、あるわけですね。


そこを無視して、単にマーケットを盛り上げたいために「何でもできます、何でもやります」みたいに言うのは、結果としてブームを短命に終わらせることにつながりかねないと危惧します。(そう言いたくなる気持ちは私もよく分かるのですが・・・)



「ディープラーニングで学習できます」は全て・・・


大事なことなのでもう一度、言いましょう。


AIで日常業務の問題解決をしようとしたとき、とにかくまず肝に銘じておかなくてはならないことがあります。


「AIは人間の完全なコピーではない」


ということです。


勝手に学習して、勝手に良い感じで仕事をこなしてくれる??


・・・・・・そんなことはあり得ません!!


今のAIは、人間で言えば、ものすごくデキの悪い新人みたいなものです。取り扱い要注意で、仕事ができるようになるまでには、先輩である我々人間の手取り足取りの慎重かつ適切な手助けが必要なんですね。


だから、何かを「AI」で解決しようとする場合、


1. 解決しようとする問題

2. 適用しようとするAI技術


の両方に対する深い知見と洞察が必要不可欠です。


どこかからAIエンジンをポンと持ってきて、十分な経験のない領域の問題をとりあえず形だけ整えて解かせてみる・・・・・・そんな「ポン付け」の手法で運用できるような技術ではまだ決してないのです。


なので、自分たちで作ったわけでもないAIライブラリをどっかから持ってきて、これで何でもできます、みたいな話を聞くと、私としては「いやいや、ホンマでっか?」としか言いようがありません。


そもそも、ちょっと考えてみてもらえれば誰でも分かると思うのですが、囲碁や将棋と、画像認識と、輸配送の最適化などのロジスティクスの諸問題。これらは何から何まで全然、違う問題なわけですよね?


強いて共通点を言えば「人間は上手いこと解決している」こと以外にはないわけで、こういうものが全て汎用のライブラリで解決できるなんてことはあり得ないわけです。


(もしあり得るなら Google がとっくに世界中の問題を解決していますよね!)


* * *


あんまり過激なこと書くと多方面から怒られそうですが、個人的には

「レターパックで現金を送れ」は全て詐欺です!

と同じくらいのレベルで

「ディープラーニングで何でも学習できる」は全て営業トークです!

だと思うようにしています(笑)


(もちろん、異論・反論は大歓迎です!)



++朴成浩



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