【社長コラム】

ロジスティクスAI 戦略のポイント

高速道路の渋滞を一人で魔法のように解消する方法


From:朴成浩



秋は祝日が多いですね。


今週も金曜日をお休みにして4連休という方もいらっしゃるのではないでしょうか?


連休の行楽と言うと渋滞が心配ですが、そんな渋滞を、自分だけのたった一人の努力で実は解消できる方法がある、と言ったら信じられるでしょうか?


もちろん、とっておきの裏道を教えますとか、そんな話ではないです。


正真正銘、高速道路の渋滞を解消する方法です。


私も最初、聞いたときは信じられませんでしたが、これは本当にびっくりするほど効果があります。


しかも、驚くほど簡単です!


1キロ5分程度の軽い渋滞なら実際に自分がそこに着いたときにはほぼ解消できているレベルです。


10キロ近いレベルの渋滞でも、これをやらなかったときに比べて確実にストレスなく走行できるようになります。


少なくとも詰まって完全に動かなくなってしまうような事態に陥ることはほぼなくなるでしょう。


これは東京大学の、あの渋滞学で有名な西成教授が提唱している方法なのですが、


世の中の1割くらいのトラックドライバーの方がこれを実践するだけでも世の中から渋滞はなくなるのではないか?


と思えるくらい効果的で、ちゃんと理にも適っているし、しかも簡単に実践できるのですが、


渋滞には悩まされているはずの物流業界でも全然、知られていないようなので是非、皆様、実践してみてください!


渋滞区間の手前からやるべきこと

この方法、「渋滞撲滅運転」は、渋滞中から実施しても良いのですが、できれば渋滞前から始めるのが効果的です。数キロとか10キロ程度先が渋滞になっているところから始めてください。


やり方は非常に簡単です。


1. 一番左側の走行車線に移動します。

2. 通常の車の流れより少しゆっくり目に速度を落とします。

3. あとはそのまま速度を保ってずっと運転します。


たったこれだけです!


横を抜く車がビュンビュンと自分より圧倒的に速いスピードで通るくらいだとちょっとやり過ぎですね。感覚的には横をすーっと抜かれていくくらいのスピードで大丈夫です。


あと、右横の追い抜き車線の車の速度が落ちてきたら、自分もそれなりにスピードを落として、車の流れが動いている間は自分はなるべく横の車を抜かないように心がけましょう。


本当にたったこれだけのことなんですが、ビックリするほど効果があります。


自分が渋滞区間に着く頃には、「あれ?大して渋滞していないじゃん?」と、拍子抜けするほど渋滞が緩和されているはずです。


大したことの無い渋滞であれば、おそらく、止まったり極端にスピードを落とすことなく、「渋滞撲滅運転」を開始した頃とさほど変わらないスピードでそのまま渋滞していた区間を走り抜くことができるのではないかと思います。


本当にびっくりするほど効果があります

いやいや、ちょっと待ってよ、周囲より遅いスピードで走っているんだったらそのまま止まらずに走れるのは当たり前じゃん?


と思うのは早計です!


ここで言っているのはそういうことではなく、自分一人がこういう運転をするだけで「実際に」渋滞が解消・緩和され、結果として周囲も自分も早く渋滞区間を通り抜けられるようになる、ということなのです。


皆様もご存じだと思いますが、ひどい渋滞だと、そもそも遅い速い以前に車が止まってしまったりする場合があるのはご存じですよね? 特にマニュアル車だとあれは大変、イライラするものですが、この「渋滞撲滅運転」を実施すると、渋滞区間全体の平均車速が上がり、止まったりせずにみんなが早く渋滞を通り抜けられるようになる、ということなのです。


・・・と、私もそうでしたが、あなたもこれを聞いただけでは絶対に「本当かよ??」と疑っていることと思います(笑) ですので、効果のほどは是非、実際に実践して試してみて頂ければと思います。


* * *


なお、ちなみに、これは実は理論的に分かることなのですが、一般道ではあまり効果がありません。高速の、基本的にいわゆる自然渋滞が対象です。


また、片側1車線しかないような高速道路、特に新しくできた圏央道の対面通行区間のようなところでは効果はあると思うのですが、これらの区間の位置する地域の特性上、あまり極端にやると後ろから煽られること必定なので(笑)、あまり推奨できないですね。(もし域外から来られて周囲の運転で不快な思いをされた方がいらしたら申し訳なく思います・・・)


片側2車線以上、ちゃんと追い抜き車線がある道路でやりましょう。


* * *


なぜこの「渋滞撲滅運転」が効果があるのかは、長くなってしまったので、次回説明したいと思います。と言っても、実は非常に簡単な理屈で説明できるので、もしお休み中に渋滞にはまるようなことがあれば、皆様も是非、退屈しのぎにでも考えてみてください!




++朴成浩


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