ロジスティクスAI 戦略のポイント
From:朴成浩
2016年も2週目に突入。
いよいよ本格的に仕事するぞ!という方も多いでしょう。
また1年、がんばりましょう!
私たちは、といえば、先週から全開で仕事しています。
2014年あたりから兆候はあったのですが、
昨年後半あたりからは引き合いが激増しています。
業界を見渡せば、荷主企業とうまく協調して
次々と新しい仕事を獲得する勢いのあるロジスティクス企業が
それぞれの分野ごとに目立ってきました。
彼らが使っているシステムに、何か秘密があるのではないか?
もしあなたが、そうやって興味を持って下さった方の中の一人なら
まさに今日の話はあなたのために書いているものです。
確かに今、勢いのあるロジスティクス企業の後ろには
必ず何かしらのシステム・ツールがあります。
私たちはロジスティクスAIツールと呼んでいますが、
今までのような単なる車両管理や運賃計算ではない、
これからの武器となる新しい世代のソフトウェアは必須です。
しかし、ソフトウェアだけで全てがうまくいくでしょうか?
もちろん、そんなわけはありません。
闇雲に、ただ他の同業者が導入していたから、
何となく仕事が楽になりそうだから、
出入りのベンダーに勧められたから、
というような理由で導入しても、
むしろ、システムに振り回されるだけで終わってしまう
危険すらあります。
実は、成功しているロジスティクス企業は、
そもそもこうしたソフトウェアの導入以前から
事業をうまく進めている場合が多いのです。
では、なぜ、そういう勢いのある企業において
ロジスティクスAIの採用が進んでいるのか?
その背景をしっかりと理解しておくことが重要です。
ロジスティクス企業に限ったことではありませんが、
よく、
「成功する企業は変化への対応力が優れている」
という話を耳にしますよね。
これには実は、重要な前提が抜けています。
たとえ話になりますが、大昔、
ポケベルというものがありましたよね?
アレを最後に見たのがいつだったか、
はっきりと覚えている方は、いるでしょうか?
おそらくいないことでしょう。
気づいたらいつの間にかきれいさっぱりなくなっていた!
大きな環境変化というものは、往々にして
そういう形で起こります。
これが「変化への対応」が難しい理由です。
変化に対応しようにも、
一体、今、変化が起きているのか、いないのか?
それはどういうものなのか?
それに気づき、理解することができなければ、
あっ!と思っても、時すでに遅し、
ということになってしまうわけです。
他分野の成功企業と同様、
成功しているロジスティクス企業は、
この状況認識・判断に非常に優れています。
自社を取り巻く社会環境と競争環境、
顧客の隠れたウォンツやニーズ、
なぜ、そうした欲求が生じるのか、
この分析に優れているわけです。
ここ3~5年ほどの間に大きく伸びている
ロジスティクス企業は、
私たちの製品のような「ロジスティクスAI」を
導入したから強くなった
ではなく、
現在のロジスティクス環境で戦っていくためには
どのような武器が必要か?
を考えた結果、ロジスティクスAIにたどり着いたのです。
まず、この点を理解することが重要です。
では、今はどのような状況で、
なぜ、彼らはロジスティクスAIツールを求めるのか?
次回に続けたいと思います。
++朴成浩
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