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ロジスティード株式会社 様

LYNAユーザーに聞く!上手な現場への導入方法とは?【ロジスティード株式会社様】

「LYNA 自動配車クラウド」をご導入いただいておりますロジスティード株式会社様の寺井 悠氏と姜 慧欣氏のお二方に、「LYNA 自動配車クラウド」の現場への導入方法や現場導入の際に大事にしていることなどについてお話を伺いました。


ロジスティード株式会社 姜 慧欣氏(左)、ロジスティード株式会社 寺井 悠氏(右)


インタビュー動画





ロジスティード株式会社様の事業内容は?


寺井氏:
当社は、物流業界において幅広いサービスを提供している総合物流企業で、具体的には、輸送業務、倉庫業務、配送業務、商品管理業務、物流コンサルティングなどを行っております。また、製造業や小売業などのお客様向けに、物流システムの開発や運用、改善提案なども行っています。

2023年4月よりロジスティード株式会社と社名を変更いたしました。物流に関するさまざまなニーズに対応し、顧客の業務効率化やコスト削減などを支援することを目的として事業を展開しています。

当社は中期経営計画「LOGISTEED2024」において、“DX・LT・現場力でグローバルなサプライチェーン戦略パートナーへ”をスローガンに掲げ、DXの取り組みを進めています。当社のDXソリューションは、倉庫DX、輸送DX、サプライチェーンDXの3分野で構成されています。物流事業者である当社が、自らの現場でPoCを行い、自ら運用し、物流に新たな付加価値を加え、顧客価値、社会価値の向上に繋げていることが大きな特長です。



LYNA 自動配車クラウドの導入に至ったきっかけ、導入効果は?


寺井氏:
当社では全国の約200の事業所で配車業務を実施しております。その多くの現場で、業務が属人化している、代替人員がいないため担当者が休みを取りにくい、人財の確保や育成が難しいという問題を抱えております。

また、属人化しているがゆえに、業務のシステム化が遅れていて、未だにExcelやAccess、場合によっては手書き配車板によって、配車業務が行われているという問題も抱えておりました。

様々なタイプの配車業務があるなかで、配車システムとの親和性が良さそうな「日々の配送先が固定ではなく、日々ルートを組みかえる必要がある変動店舗型配車を扱う事業所」をターゲットとして導入検討を開始いたしました。

1つ目の導入現場では、変動店舗型でルート組みを考える部分に時間がかかってしまうという課題を抱えておりました。また、2つ目の導入現場では、配車のルート組自体は複雑ではないけれども、エクセル上で配車組み作業していたため、その後の作業リストを庫内の作業員やドライバーが“見やすいリスト”に加工する作業に時間がかかるという課題を抱えておりました。

LYNA 自動配車クラウドを導入したことで、従来の手動での配車業務に比べて、作業時間や人件費の削減が得られました。また、配車業務の属人化の解消もできております。さらに、自動配車システムによって、車両管理の見える化、配車履歴のデータ蓄積など、様々なメリットを実感できております。



LYNA 自動配車クラウドを導入してもらう際の課題点、現場とのギャップを埋め合わせるために行っていることは?


姜氏:
LYNAさんの自動配車システムは、以前からデスクトップ版を営業提案等で活用していました。しかし、提案時では詳細制約条件が確定していないことも多く、システムでのシミュレーション結果と実際に運用を開始した時とのギャップが発生してしまった事例もありました。そのため、社内には自動配車システムは日々の運用には適していないシステムである、という印象を持っている人もいました。

導入検討にあたっては、私たちスマートロジスティクス推進部が、検討現場から配送実績データを頂き、データ整理からマスタの整備、初期検討を実施して、日々の運用でも“使える”システムであることを、現場に実感してもらうことから開始しました。



LYNA 自動配車クラウドの現場導入を成功させるために大事にしていることは?


姜氏:
配車担当者がある程度納得できる結果が生成されるように、現場と何度も打合せを実施しました。配車担当者が頭の中で考慮していることやその案件の特徴・条件を整理し、初期段階の制約条件のシステム調整を、私たちスマートロジスティクス推進部で実施しております。

過去の配送実績データを使用して、何度も調整を繰り返し、“8割満足”の結果が出れば、現場も日々の運用でもある程度活用できそうというイメージが作れます。また、システムから出力する、配車指示票や積込み時の商品確認リストなど、その後の作業リストに現場要望をできる限り反映して作成することで、日々の運用が“楽”になるという実感を持ってもらえるように心がけております。

システム導入後のフォローアップ体制としては、最初は日々、オンラインでつないでシステム画面を共有し、配車担当者がいつでも気軽に質問や確認ができるようにすることで、システム利用のハードルを下げることができました。

1つ目の案件では、オンラインのフォローを3か月間実施しました。2つ目の案件では、導入に関するノウハウも蓄積できたので、オンラインのフォローは1週間、その後は2週間に1度のフォローアップ会議を実施しました。フォローアップ会議のなかで現場から使い勝手の要望を含めて情報収集・不満解消を継続し、最終的に3か月で終了しております。



LYNA 自動配車クラウドを使用しての今後の展望については?


社内には、まだまだ手作業や属人化している現場が多いので、システム導入現場を増やしていきたいと思っています。地域ごとにシステム導入を推進できる人財を増やし、展開して、将来的には複数顧客の情報をMIXして地域内配送に活用していきたいと考えています。



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自動配車を導入された企業さま情報

ロジスティード株式会社 様
会社名
ロジスティード株式会社 様
企業様概要
3PL、重量機工、フォワーディングをコアに、グローバルに事業を展開する総合物流企業です。自動化・省人化技術をロボティクス・IoT・AIなどの先端技術と組み合わせた高付加価値のサービス提供と、新しいロジスティクスの価値創造を行っています。
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