国分フレッシュ・フードトランス株式会社様
交渉時に欠かせない“根拠”をLYNAでスピーディーに導き出す、台数削減・積載率向上への足がかりに
「LYNA 自動配車デスクトップ」をご導入いただいております国分フレッシュ・フードトランス株式会社様の岡田氏に、「LYNA 自動配車デスクトップ」の導入経緯や効果などについてお話を伺いました。
インタビュー動画
国分フレッシュ・フードトランス株式会社様の事業内容は？
チルドと冷凍の温度帯の食品、および関連の包装資材の卸売業をメインに、流通加工、商品の配送業務、その他には自社ブランドの商品開発などを行っております。
単に小売業様向けに商品を仕入れて売る、ということだけではなく、メーカー様向けの調達物流など、多岐にわたるステークホルダーに対して営業を行っております。
国分フレッシュ・フードトランス株式会社様が現在注力している事業・取り組みは？
物流事業の領域においては、首都圏のシェア拡大を掲げております。
主に新規の拠点の構想、既存拠点の見直しなど、首都圏における物流拠点の構想の見直しを行っております。その他には人手不足に対応するために省人化を図るためのマテハンの研究や導入といったものを推し進めております。
ご担当者様の業務内容は？
自社の物流センターの運営・管理、お客様への物流提案などが主な業務となります。
新規で物流案件があった際には「LYNA 自動配車デスクトップ」のシミュレーションなどを活用し、配送や庫内オペレーションの提案を行っております。
LYNA 自動配車デスクトップの導入前に課題となっていた点は？
得意先様の新店・閉店があると配送コースが変更になるのですが、「LYNA 自動配車デスクトップ」の導入以前は、基本的に配送コース組みを運送会社様に一任するかたちをとっていたため、弊社で「こういう案はどうだろう」と配送コースを組んで細かなシミュレーションを行うことができておりませんでした。
加えて、運送会社様から提示された配送コースの妥当性の確認・検証も難しく、それを行う手段が不足していた点も課題となっていました。
LYNA 自動配車デスクトップの導入の目的は？
弊社で配送コースを組むことができなかったことから、まずは自社で配送コースを組めるようになろうというのが一番の目的でした。
次に、運送会社様から提示いただく配送コースの妥当性の確認・検証を行う適切な手段を持とうということ、さらには新しい物流案件の受託をした際に配送コースをシミュレーションして、そこからコストの試算が行えるようになろうというのも目的としてありました。
また、配送業務においては法令対応も必須の部分です。ドライバーの拘束時間などを確実に遵守できる配送コースに組み直す必要があり、そのような場面でも「LYNA 自動配車デスクトップ」を活用したいと考えておりました。
グループ内で以前使用していた製品と比べて
「LYNA 自動配車デスクトップ」を導入する以前は、グループ内で別の配送シミュレーションソフトを使用しておりましたが、そのシミュレーションソフトは、一度投入したデータに対して何度シミュレーションをしても同じ結果しか得られないといった仕様のものでした。
一方で、「LYNA 自動配車デスクトップ」は、距離や車両台数を平準化した上でシミュレーションできるなど、シミュレーションの仕方を柔軟にカスタマイズすることが可能です。このようにシミュレーション条件を自由度高く変更しながら配送コースの改善を追求できる点は、大きな違いだったかと思います。
LYNA 自動配車デスクトップを使用するタイミング・使用頻度は？
弊社では、物流案件があってシミュレーションを回すといった受動的なパターンも多いですが、「納品条件を変えることで物流コストを抑えられます」といったように、お客様に対して弊社から物流提案をしにいく上でシミュレーションを回すといった能動的なパターンもあります。その時々ではありますが、月に1〜2回は使用しているでしょうか。
また、そうした納品条件の変更は車1台の増減も大きなコストの変化になります。慎重を期すため、集中的に1週間〜2週間「LYNA 自動配車デスクトップ」を使用してシミュレーションを行うこともよくあります。
LYNA 自動配車デスクトップを使用して実感できた効果は？（条件変更交渉）
納品条件変更の交渉に際して、例えば「店着の時間を1時間2時間延長いただけたら1台車が減らせます」といった提案を「LYNA 自動配車デスクトップ」のシミュレーション結果のもとに行える、定量的に判断できるエビデンスをもって交渉に臨めるというのは導入以前と比べて大きな変化だと感じております。
客観的なデータに基づきシミュレーションを行っているということで、お客様には、より納得感をもってご理解いただけているかと思います。
LYNA 自動配車デスクトップを使用して実感できた効果は？（価格交渉）
「LYNA 自動配車デスクトップ」は、ドライバーの拘束時間や休憩時間といった人件費に関する部分であったり、利用する高速道路の区間の料金であったりがかなり細かく出てきます。こうしたコストの可視化によって、原価計算を細かくフォーマットに落とし込んで、その原価計算をもとに交渉をするということができるようになりました。
お客様との交渉の際、「人件費の部分で何円上がる」「燃料費の部分で何円上がる」といったことを私たちも十分に分かった上で交渉をしないとその場で回答することができません。「LYNA 自動配車デスクトップ」の使用は、コストを可視化するといった面で非常に役立っています。
LYNA 自動配車デスクトップを使用して実感できた効果は？（業務プロセス）
新規案件や物流提案などでコストの見積もりをする時に、今までかなり時間がかかっていましたが、「LYNA 自動配車デスクトップ」の使用によって提案スピードがかなり向上しました。「どんな車格の車が何台必要なのか」といったシミュレーション結果がスピーディーに出てくるためです。
シミュレーション結果の質としても、少し手直しすればそのまま使えるような結果が出てくるので満足しています。現実と乖離した結果が出てくることはありません。
また、「LYNA 自動配車デスクトップ」は、属人化解消にも寄与してくれています。もともと使用していたシミュレーションソフトは使える社員が限られていましたが、「LYNA 自動配車デスクトップ」は特別な知見を必要としないため、使える社員が徐々に増えてきています。
LYNA 自動配車デスクトップを使用して改めて評価できる点は？（製品）
「LYNA 自動配車デスクトップ」は機能が豊富な印象です。ドライバーの拘束時間の平準化や距離の平準化など、案件の特性に応じてカスタマイズしてシミュレーションできるという点がかなり助かっています。
また、これから物流事業を強化していく上では弊社からお客様に積極的に提案していく動きが必要です。そうした時に配送コストの試算などをスピーディーにできるのはアドバンテージとなり得ます。今後「LYNA 自動配車デスクトップ」を導入しているということが、一つ大きな武器になるのではないのかなと思っています。
LYNA 自動配車デスクトップを使用して改めて評価できる点は？（サポート）
案件によって実施したいシミュレーションが違ってきますので、カスタマーサクセスには都度問い合わせをしています。例えば、車に載せる重機が違う時にどのようにシミュレーション設定をしたらいいか、などです。適切なシミュレーションの仕方を相談させていただきながら作業を進めています。
また、使い始めはシミュレーションの仕方が分からずエラーが出たことがありました。その際、カスタマーサクセスに問い合わせをしたら、すぐに対応してくださいましたし、フォーマットをお送りして確認いただいた際には手直しされて戻ってきました。手厚くサポートいただき、運用面でかなり助かっています。
LYNA 自動配車デスクトップを活用しての今後の展望については？
新規案件への対応などにおいて、「LYNA 自動配車デスクトップ」という共通のフォーマットで試算を行えるようになれば、グループ内でのコミュニケーションが一層円滑になるのではないかと考えております。
これまで、シミュレーション業務においては属人化していた部分もありましたが、今後は「LYNA 自動配車デスクトップ」の活用をグループ全体に広げ、画一のフォーマットで誰でもシミュレーションを回せる体制の構築を目指していきたいと考えております。
「LYNA」シリーズについてもっと詳しく聞いてみたい、
資料請求をしてみたい、などお気軽に以下よりお問い合わせください。
自動配車を導入された企業さま情報
- 会社名
- 国分フレッシュ・フードトランス株式会社様
- 企業様概要
- 国分フードクリエイト株式会社と国分フレッシュリンク株式会社の統合により、2025年5月1日に発足した新会社です。サプライチェーン上流での事業領域拡大を見据え、国分フードクリエイト株式会社が展開してきた低温事業と国分フレッシュリンク株式会社が展開してきた生鮮事業を一体化。国分グループが注力する低温事業を牽引する中核事業会社としての役割を担うとともに、新たな価値創出に向けた取り組みを推進しています。
