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新物効法に基づく命令・省令案に対するパブリックコメントを システムベンダー7社連名にて提出しました

~「配車、運行等に関する情報システム活用」への賛同とともに「受発注のデータ化推進」を要望~

株式会社ライナロジクス(本社:千葉県市川市、代表取締役 朴 成浩、以下「ライナロジクス」)は、2024年12月27日、「株式会社オプティマインド」「株式会社ゼンリンデータコム」「都築電気株式会社」「ハコベル株式会社」「株式会社パスコ」(50音順)、他1社との連名にて、物資の流通の効率化に関する法律(新物効法)に基づく命令・省令案に対するパブリックコメントを提出しました。


■パブリックコメントの提出に際して
弊社は、自動配車システムの開発・提供を通じて、多くの運送事業者様・荷主企業様の業務課題ならびに物流現場の実情に多く触れてきました。

その中でも特に配車業務はドライバーの拘束時間や配送効率、積載率に大きな影響を与える業務でありながらマンパワーに頼らざるを得ない側面があり、多くの事業者様が課題として抱えています。ただ、このような課題がありながらも、長年にわたるアナログな商慣行が足かせとなり、デジタル化への取り組みは難航することが多いのが現状です。

このような課題の解決に向けて物流業界は現在、デジタルを活用した変革を進める過渡期にあります。こうした中で、長年、配車・運行管理システムに取り組んできたベンダー各社の経験やノウハウが課題解決の一助となることを願い、ベンダー共同でパブリックコメントを提出することといたしました。


■要望事項
要望事項は、荷主などを対象とした積載率向上の判断基準に対するもの(※1)であり、下記3点です。

要望1. 配車、運行等に関する情報システム活用への賛同
要望2. 荷主 – 運送事業者間の受発注のデジタル化の推進
要望3. 受発注のデジタル化における運用の柔軟性の確保

命令・省令案にある「配車、運行等に関する情報システムの導入及び運用を行うことその他の措置により、配車計画又は運行経路の最適化を行うこと。」という内容への賛同とともに、「荷主 – 運送事業者間の受発注のデジタル化の推進」と「受発注のデジタル化における運用の柔軟性の確保」を要望しました。


■各要望の趣旨
情報システムの導入・運用は、物流効率化や配車担当者の負担減に有効である一方で、物流現場への導入は容易でないのが実情です。物流現場では、受発注のやり取りがアナログであることが多く、荷主からの発注情報を運送事業者がデータ化する作業が大変な手間となっています。このことから、荷主 – 運送事業者間の受発注のデジタル化の推進が重要だと考えます。

また、受発注のデジタル化の推進にあたっては、運送の受発注情報の特殊性がネックとなっており、デジタル化だけでなく、書面化が進まない一因にもなっています。荷主企業が発注するタイミングでは貨物や役務に関する情報に不確実性が多く、ガイドライン(※2)に基づいた完全な情報を提供することが難しいという側面があります。このため、受発注のデジタル化および書面化の推進においては、書面に記載する必須項目・推奨項目を段階的に増やしていくなど、業務や貨物特性に合わせた柔軟な運用が必要だと考えます。


■パブリックコメント提出賛同企業
・株式会社オプティマインド
・株式会社ゼンリンデータコム
・都築電気株式会社
・ハコベル株式会社
・株式会社パスコ
・株式会社ライナロジクス
・他1社
(50音順)

(※1)
・出典:内閣府 総務省 財務省 文部科学省 厚生労働省 農林水産省 経済産業省 国土交通省 環境省「荷主の判断基準命令案(概要) 第2章(2)運転者一人当たりの一回の運送ごとの貨物の重量の増加(第2条関係)」(令和6年12月)(https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/download?seqNo=0000283302
・出典:農林水産省 経済産業省「連鎖化事業者の判断基準省令案(概要)第2章(3)運転者一人当たりの一回の運送ごとの貨物の重量の増加(第3条)」(令和6年12月)(https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/download?seqNo=0000283303) (※2)
出典:国土交通省「トラック運送業における書面化推進 ガイドライン」(平成26年1月22日) (https://www.mlit.go.jp/common/001026113.pdf)



■AI自動配車システム「LYNA 自動配車クラウド」について
ライナロジクスが提供する、AI自動配車システム。企業ごとに異なる複雑な制約・条件を網羅し、配車計画に不可欠な距離や時間、人件費といった配車コストを最重要視して計算。何万〜何十万通りの計画を瞬時に比較検討しながら、トータルコストに最も優れた配車計画を高速で提案します。物流企業様・荷主企業様の効率的な物流を実現し、配送コスト削減、CO2排出量削減、ドライバーの拘束時間短縮などに寄与します。

▶製品ページ
https://lynalogics.com/service/dispatch/




■株式会社ライナロジクスについて
ライナロジクスは、AI(人工知能)研究の中心的な技術である「組合せ最適化」技術をコアに、専門的なアルゴリズム研究が必要な高度なソフトウェア開発を行うスペシャリスト集団です。

設立 2000年5月9日
所在地 千葉県市川市八幡3-4-8 田中ビル4F
代表者 代表取締役 朴 成浩
事業内容 コンピューター上で動作するスケジューリング・システムの研究・開発
効率的なロジスティクスを実現するコンサルティング
各種情報システムの導入支援


 
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